「親子で自然体験 in 環境学習センター」2023冬を実施しました
宇都宮市環境出前講座「親子で自然体験 in 環境出前講座」を実施しました。
最初にアイスブレイクとして「いきもの文字あわせ」。学生さんの背中に貼ってある「もじ」を読み取ります。学生さんたちは逃げ回ります。文字を貼っていない学生さんも一緒に逃げて、撹乱します。全部の文字をつなぎ合わせると「みのむし」になりました。
体が暖まったところで、「冬越しの生き物さがし」今回は自由に探していただき、見つけたものに対して解説をさせていただく方式としました。落ち葉だまりからはガの仲間やダンゴムシが。木の幹にはジョロウグモの卵等が貼り付いていました。
後半は室内に移動し、3種のクラフト体験です。1つめは「みつろう・キャンドル作り」。タコ糸に溶かしたミツロウをしみ込ませて芯をつくり、これにミツロウシートを巻くだけの簡易版です。2つめは「バードコール作り」。穴を空けたヒノキとシラカバの木にアイボルトをねじ込むだけです。選んだ木によって音の違いがありました。3つ目は「ミツロウ・クレヨン作り」。ミツロウと米油、コーンスターチを混ぜ、ここに選んだ色を入れて混ぜ、加熱して型に流し込みます。
今年度の活動はこれで終了。参加くださった皆様、環境学習センターの方々には大変お世話になりました。
「いきもの文字あわせ」
まずは準備運動。体をほぐします
逃げる①普通ににげる
手で隠しながら逃げる。やさしい防御。
逃げる②背中合わせで防御
文字を隠すため、学生さんが背中合わせになって防御します。子どもたちは引きはがしにかかります!
逃げる③「私に勝ったら起きてあげる」
文字を隠すため、落ち葉に埋もれた学生さん。じゃんけんで勝ったら起き上がることに。でも、なぜか勝てない子どもたち...この学生さんの背中には文字は貼っていませんでしたけど。
冬越ししている生き物さがし
目が慣れると次々と見つかります。寒くて凍えていたガ(引っ張り出してごめんなさい)。
落ちていたドングリをむいて、中をみています。虫食いがたくさん!。
樹皮のすき間にクヌギカメムシの卵塊をみつけました。学生さんが「こうして寒さの中、一生懸命に冬越ししている姿を覚えていて欲しいです。何に虫を見たときに、気持ち悪いって思っても、許せる気持ちになると思います」と話してくれました
ミツロウキャンドル作り
ミツロウはミツバチの巣材です。働きバチの脇腹あたりにある腺から分泌されます。
自分で作った芯にくるくるとミツロウシートを巻いて作ります。火を灯すとやさしいあかりに癒されます
バードコール作り
木は「卵型(ヒノキ)」と「枝(シラカバ)」を用意。松ヤニは自家製?!
アイボルトをねじ込みます。このバードコールでマネできる鳥の音声を配りました。ホオジロ・シジュウカラ・キビタキ・ジョウビタキ・ヒヨドリの声をマネできます。外では鳥が混乱するから鳴らさないでください
ミツロウクレヨン作り
色は試行錯誤の結果、「ムラサキイモ」「抹茶」「ニンジン」「炭」の4色としました。
ホットプレートで溶かしました。人気はムラサキイモ(紫がかったピンク)と抹茶でした。全色作りたいご家族も。